RTGSは、時点ネット決済と対比されることが多く、時点ネット決済は、金融機関が中央銀行に持ち込んだ振替指図が一定時点まで蓄えられて、その時点で各金融機関の受払差額が決済されるものですが、RTGSは、振替の指図が中央銀行に持ち込まれ次第すぐに実行されるのが特徴です。ある金融機関の不払いがどの金融機関への支払いの失敗であるかが必ず特定され、その他の金融機関の決済をすぐに停止させることがありません。時点ネット決済と比べ、システミック・リスクの大幅な削減が可能とされています。
日本銀行は、RTGSの資金効率を向上させるため、2008年10月より日銀当座預金(日本銀行当座預金)に決済のために必要な資金を節約できる仕組み(流動性節約機能)を導入。また、民間決済システムでは、全国銀行内国為替制度が、2011年11月より、1件1億円以上の大口取引の決済方法をRTGSに移行しています。さらに、外国為替円決済制度(外国為替円決済システム)も、2008年10月より決済方法をRTGSに完全に移行しています。
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金融政策
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