円は、第一次世界大戦前までは英国のポンドとリンクしていました(ポンドリンク)。これは、当時の日本はポンド圏との繋がりが深かったためですが、第一次世界大戦後は、金本位制度に回帰した米国が世界的地位を上げたことからドルリンクへと移行しました。ただ、1933年の世界恐慌時には一旦ポンドリンクに移行し、1939年にはドルリンクへと再び移行しました。第二次世界大戦後(1949年)、円は、1ドル=360円を基準相場としました。
各国が自国通貨をリンクさせる場合は、通常、世界的に信用力・経済力があって自国と経済の繋がりが深い国の通貨とリンクさせることが多いです。
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