CCARは、大規模で複雑な銀行持株会社が資金繰り維持のために十分な自己資本を保有すること、持続的な信用仲介機能を提供すること、カウンターパーティーとの債務の履行を果たすことを目的として、経済環境が悪化しても業務が計測できるかどうかを検証するために実施するものです。CCARは、ストレステストの次の段階として、金融機関の自社株買いや増配などを含む資本計画が適切かどうかを審査するものです。
2008年に起こった金融危機(リーマンショック)で、金融システム上で重要である金融機関の経営悪化が実体経済に大きな影響を及ぼす恐れがあることが明らかになりました。このため、金融システムの安定の観点から、米国ではFRB(連邦準備制度理事会)が2011年に初めてCCARを実施しました。
CCARは、銀行持株会社がFRBから提示されたストレスシナリオ等を、自社で策定したストレスシナリオ等によって損失を算定し、それに基づいて資本計画を立案して資本の評価を行ってFRBに提出します。それを受けたFRBが資本の十分性を評価し、収益や費用、自己資本比率等を評価します。このCCARは米国ではマクロのストレステストとして位置付けています。
※その他「政策」に関する記事は以下。
中央銀行
金融政策
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!