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バックワード・ルッキングとは

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バックワード・ルッキングとは

  • バックワード・ルッキング（英語：backward looking）とは、適応的期待など過去と現在の情報のみを基に予想を形成することです。そして、それを組み込んだモデルを「バックワード・ルッキング・モデル」といいます。



フォワード・ルッキングとの違い

フォワード・ルッキング（forward looking）とは、「先行きを見据えた」「先読み的」という経済学でいう「合理的期待形成」、すなわち、その時点で利用可能なすべての情報を用いて期待形成を行うことです。そして、それを組み込んだモデルを「フォワード・ルッキング・モデル」といいます。

株価は現時点の企業業績や金利だけでなく、将来の企業業績や金利の期待にも依存しており、企業の設備投資は現在の収益だけでなく、先行きの収益見通しからも影響を受けていると考えられます。しかし、こうした指摘にも拘わらず、人々の期待をどのように計量モデルに取り込むかという点については、十分なコンセンサスが形成されているとは言い難いです。適応的期待は、過去や現在の情報のみに依存しているので、将来、新たに発生するイベントを取り込むことができませんが、将来のイベントが現在の行動に影響を与えることは十分にあり得ます。こうした期待形成を「合理的期待」といい、また、そうした期待を組み込んだモデルを「フォワード・ルッキング・モデル」といいます、そして、適応的期待など過去と現在の情報のみを基に予想を形成するモデルを「バックワード・ルッキング・モデル」といいます。






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