上図で見ると、1番左のローソク足と2番目のローソク足の間に空白部分があります。これが「窓」です。その窓を3番目以降のローソク足が埋めようとしています。これを「窓埋め」と言います。
窓は、その株式や外部環境に何か材料が出た場合に現れやすいです。好材料が出た場合は価格は上に窓を作りますし、悪材料が出た場合は下に窓を作ります。要するに、窓ができるということは価格が急激な変化を起こしているということになります。
例えば、ある株式を持っていて、上に窓が空いたら含み益が出ます。その場合、含み益が出たのだから、そこでその株式を売ってしまって利益確定したいと思う投資家が増えます。窓が空けばそういった投資家が増えるので、反対売買の力が強くなり、窓が空いた後、株価は窓埋めをしやすくなります。窓が空いた後は、比較的高い確率で窓埋めの動きが出ます。そして、多くの場合は、窓埋めすればそこからさらに下がりにくく、また緩やかに上昇していきます。ただ、(上に)窓が空いた後、窓埋めせずにそのまま上昇することもあります。その場合は上昇の力が強いことを示し、上昇トレンドがそのまま維持されやすいです。その観点で言えば、すぐ窓埋めしてしまうものは、上昇の力が弱いことを示します。
※下に窓が空いた場合は、これと真逆のことが言えます。
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