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逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)とはー見方と使い方・設定(パラメーター)・八角形の意味ー

逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)とはー見方と使い方・設定(パラメーター)・八角形の意味ー






逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)とは


出来高は、価格が上昇して活況化(人気化)している時に増加し、価格が下落して沈滞化すると減少します。逆ウォッチ曲線は、その特性を利用して、縦軸に価格、横軸に出来高をとり、価格と出来高の25日移動平均による日々の交点を結んで線が描かれます。この線は反時計回り(左回り)になることが多いため「逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)」と呼ばれています。






見方と使い方

逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)は、中期的な観点で、上昇局面では反時計回りで以下のような形になりやすいです。

[上昇局面]



逆に下降局面では反時計回りで以下のような形になりやすいです。

[下降局面]



また、逆ウォッチ曲線は、相場が上昇して下落する局面においては、反時計回りで以下のような八角形の型が形成されることが多く、

※クリックで拡大


この八角形のそれぞれの辺においてそれぞれ意味があり、値位置を8種類に分けて考えるのが一般的です。

@陽転シグナル
出来高が増加して価格は横ばいの状態。底入れする可能性が高い局面
A買いシグナル
出来高が増加して価格も上昇している状態。買いシグナル
B買い一貫
出来高が高水準で変化はなく、価格が上昇している状態。買い一貫方針、または持ち越しの局面
C買い見送りシグナル
出来高が減少し始め、価格は上昇している状態。新規買いは見送る局面
D警戒シグナル
出来高が減少し、価格が横ばいの状態。天井が近い局面
E売りシグナル
出来高が減少し、価格も下落している状態。売りシグナル
F売り一貫
出来高の減少は止まったが、価格が下落している状態。売りが続きやすいので売り一貫方針の局面
G売り見送りシグナル
出来高が増加し始め、価格が下落している状態。新規の空売りは見送る局面

逆ウォッチ曲線は、上記のような八角形が理想的とされていますが、綺麗な八角形が出ることは稀です。ゆえに、逆ウォッチ曲線だけで売買判断をすることは難しいため、トレンド系指標オシレーター系指標の補完として使うのが一般的です。






設定(パラメーター)

逆ウォッチ曲線の価格と出来高は、25日の移動平均値の交点を結んで描くのが一般的ですが、より敏感に反応させるために、5日の移動平均値を使うことも多いです。ただし、その場合は、より複雑な形が描かれやすく、読みは非常に難しくなるため使うのは困難と言えます。




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