出来高は、価格が上昇して活況化(人気化)している時に増加し、価格が下落して沈滞化すると減少します。逆ウォッチ曲線は、その特性を利用して、縦軸に価格、横軸に出来高をとり、価格と出来高の25日移動平均による日々の交点を結んで線が描かれます。この線は反時計回り(左回り)になることが多いため「逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)」と呼ばれています。
逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)は、中期的な観点で、上昇局面では反時計回りで以下のような形になりやすいです。
[上昇局面]
逆に下降局面では反時計回りで以下のような形になりやすいです。
[下降局面]
また、逆ウォッチ曲線は、相場が上昇して下落する局面においては、反時計回りで以下のような八角形の型が形成されることが多く、
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この八角形のそれぞれの辺においてそれぞれ意味があり、値位置を8種類に分けて考えるのが一般的です。
逆ウォッチ曲線は、上記のような八角形が理想的とされていますが、綺麗な八角形が出ることは稀です。ゆえに、逆ウォッチ曲線だけで売買判断をすることは難しいため、トレンド系指標やオシレーター系指標の補完として使うのが一般的です。
逆ウォッチ曲線の価格と出来高は、25日の移動平均値の交点を結んで描くのが一般的ですが、より敏感に反応させるために、5日の移動平均値を使うことも多いです。ただし、その場合は、より複雑な形が描かれやすく、読みは非常に難しくなるため使うのは困難と言えます。
→1から学ぶテクニカル指標(姉妹サイト「投資戦略」より)
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