フィボナッチ・リトレースメント（見方と使い方）

フィボナッチ・リトレースメントとは

フィボナッチ・リトレースメントとは、相場が上昇または下落した後、一定の比率で反対方向へ動く性質を利用して、その反発点をフィボナッチ数列を利用して算出するテクニカル分析です。

見方と使い方

フィボナッチ・リトレースメントは、任意の期間の天井（高値）と底（安値）を指定し、天井から「38.2％」下がった所が第一の押し目、「50.0％」下がった所が第二の押し目、「61.8％」下がった所が第三の押し目の目安となります。このうち、黄金比である「38.2％」と「61.8％」の押し目は特に重要視される反発ポイントです。また「23.6％」「76.4％」も使われることが多いです。

下落相場の場合の戻り売りの目安は、これと逆となります。

フィボナッチ数列の使い方

フィボナッチ数列は、相場において「価格」と「時間」を分析する際に使われることが多いです。
「価格」を分析する際に使われる代表は「フィボナッチ・リトレースメント」です。
「時間」を分析する際に使われるのは、フィボナッチ数列を重要な相場の転換点として、5日目や8日目などフィボナッチ数列をを日柄に当てはめる方法があります。フィボナッチ数列に該当する日が相場の節目になりやすいと見る方法となります。

フィボナッチ数列によるテクニカル分析

フィボナッチ数列を使ったテクニカル分析は以下のようなものがあります。

フィボナッチリトレースメント
フィボナッチタイムゾーン
フィボナッチアーク
フィボナッチ・エクスパンション
フィボナッチファン
フィボナッチグリッド
フィボナッチチャネル

この中でよく利用されるのは、「フィボナッチ・リトレースメント」と「フィボナッチ・エクスパンション」です。

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