カギ足は、、価格が大きく動いている時は、線が頻繁に追加されますが、動きが鈍い時は線が追加されません。価格が同じ方向に動いている時は、同じ方向に線が追加されていきますが、価格の方向が変わった場合は、列を1つ変えて線が描かれます。
カギ足は、「非時系列型」に分類される指標です。これは、例えば、移動平均線であれば、チャート上に毎日描かれていく(週足であれば毎週、月足であれば毎月描かれていく)指標で、これを「時系列型」と言いますが、カギ足は、価格が一定の値幅、もしくは一定率動いた時のみ、チャート上に線が描かれますので、毎日チャート上に線が描かれるとは限りません。このような指標を「非時系列型」といいます。
カギ足は、日足や週足で見ることが多いですが、一般的には日足で見ることが多いです。
カギ足は、一般的には終値(おわりね)を使います。終値がなぜよく使われるのかの解説は、姉妹サイト「投資戦略」の「終値はなぜ重要?始値・安値・高値との違いと比較」を参照してください。
ここでは、以下のように価格(株価)が動いた場合のカギ足の例を示します。
日付 | 価格 | 変動率 |
4.1 | 500円 | |
4.2 | 480円 | -4.00% |
4.3 | 456円 | -5.00% |
4.4 | 475円 | 4.17% |
4.5 | 492円 | 3.58% |
4.8 | 510円 | 3.66% |
4.9 | 528円 | 3.53% |
4.10 | 515円 | -2.46% |
4.11 | 500円 | -3.00% |
4.15 | 520円 | 4.00% |
カギ足は「価格が一定の値幅、もしくは一定率動いた時のみ、チャート上に線を追加していく」ものですので、一定の値幅、もしくは一定率は設定しておく必要があります。ここでは、3%以上の動きがあった場合に線を追加していく設定でチャートを描いていきます。
カギ足は「価格が一定の値幅、もしくは一定率動いた時のみ、チャート上に線を追加していく」もので、
株の場合の定額法カギ足・定率法カギ足でよく使われる設定は以下の通りです。
これらの選択の仕方は対象銘柄によって異なりますが、値がさ株(株価が高い銘柄)は、変動幅が大きいため、値幅や率の設定は大きなものを選び、低位株(株価が安い銘柄)の場合は、小さなものが選択されます。
カギ足の線は、下方向の線より上方向の線が長ければ買いが優勢であることを示し、短ければ売りが優勢であることを示します。線の中心点は、買いと売りの勢力の分岐点を示し、カギ足のパターン(型)の強弱を判断するために、重要なポイントとなります。
カギ足のパターン(型)は、以下のリンク先のページで詳しく解説していますので参照してください。
→1から学ぶテクニカル指標(姉妹サイト「投資戦略」より)
その他「テクニカル分析」に関する記事は以下。
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