ローソク足は前ページで解説した「日足」の他に、ローソク足が表す期間によって分足、週足、月足、年足などもあります。
まずは「日足(読み方:ひあし)」についておさらいします。日足とは「その日」についた始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)を表したものです。
始値 | その日の最初の取引でついた価格 |
安値 | その日の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | その日の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | その日の最後の取引でついた価格 |
では、週足(読み方:しゅうあし)はどういったものでしょうか?週足とは「その週」についた始値、高値、安値、終値を表したものです。ローソク足の形は「日足」と全く同じで、週足はその期間が異なるだけです。週足は1週間の中でついた始値、高値、安値、終値を表しています。
始値 | その週の最初の取引でついた価格 |
安値 | その週の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | その週の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | その週の最後の取引でついた価格 |
どうですか?結構簡単ですよね。月足(読み方:つきあし)や年足(読み方:ねんあし)も考え方はこれと全く同じで、ローソク足が意味するものは同じで、対象とする期間が異なるだけです。
始値 | その月の最初の取引でついた価格 |
安値 | その月の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | その月の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | その月の最後の取引でついた価格 |
始値 | その年の最初の取引でついた価格 |
安値 | その年の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | その年の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | その年の最後の取引でついた価格 |
さて、残すは分足(読み方:ふんあし)です。分足も考え方は全く同じで、ローソク足が意味するものは同じで対象とする期間が異なるだけです。分足は、主にスキャルピングやデイトレードでよく使われるもので、トレーダーによって見る分足は異なりますが、主に5分足や15分足、60分足(1時間足)などがよく見られるので、その3つの意味だけ解説しておきます。
始値 | 5分間の最初の取引でついた価格 |
安値 | 5分間の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | 5分間の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | 5分間の最後の取引でついた価格 |
始値 | 15分間の最初の取引でついた価格 |
安値 | 15分間の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | 15分間の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | 15分間の最後の取引でついた価格 |
始値 | 60分間(1時間)の最初の取引でついた価格 |
安値 | 60分間(1時間)の取引の中でついた最も安い価格 |
高値 | 60分間(1時間)の取引の中でついた最も高い価格 |
終値 | 60分間(1時間)の最後の取引でついた価格 |
どうでしょうか?期間によって異なるローソク足の意味について理解できましたでしょうか?これを踏まえた上で、これらのチャートをどう使い分ければいいか次ページで解説していきます。
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