ボリュームレシオ(VR)=|(価格上昇日の出来高合計)+(価格が変わらなかった日の出来高合計÷2)|÷|(価格下落日の出来高合計)+(価格が変わらなかった日の出来高合計÷2)|
※上昇日は、前日終値と当日終値の比較
ボリュームレシオは、価格が上昇すれば上がり、価格が下落すれば下がります。
ボリュームレシオの水準による見方と使い方は以下です。
ボリュームレシオは、上記のことから、天井圏ではばらつきが多いため信用に足らず、一方で底値圏では信頼度が高い傾向があるため、底値圏で参考にできる指標です。
ただし、出来高系指標は、出来高を分析するテクニカル指標ですが、価格の分析を対象としていませんので、出来高系指標が示すシグナルは、売買の判断には使えません。出来高は価格の動きに先行すると言われますが、出来高の増減が、直接、価格の動きの変化を示すものではないため、出来高系指標だけを見ても売買タイミングははかれません。
テクニカル指標の主力は、実際の価格の動きを分析している「トレンド系指標」と「オシレーター系指標」であり、売買タイミングをはかるのは、そちらの方が適しています。ゆえに、出来高系指標はそれらを補完するために用いるのが一般的であるため、判断材料の一つと捉えておくべきです。
ボリュームレシオは、RSIと組み合わせて使うのが一般的です。というのも、RSIは、計算期間内に上方向への動きがどれだけあったかを示し、ボリュームレシオは計算期間内に上方向へ動く時の出来高がどれだけあったかを示しているためです。
一般的な見方は以下です。
ボリュームレシオは、25日を計算期間として設定するのが一般的ですが、RSIと組み合わせて使う場合は、RSIは、14日で設定するのが一般的ですので、ボリュームレシオも14日で設定することが多いです。
→1から学ぶテクニカル指標(姉妹サイト「投資戦略」より)
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