ボリンジャーバンドのバンド幅は、ボラティリティを示しますので、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大している状態の時というのは、変動が大きくなっている状態を示します。ゆえに、ボリンジャーバンドが拡大している状態の時はトレンドが出現している可能性が高くなります。これに対し、ボリンジャーバンドのバンド幅が収縮している状態のことは「スクイーズ」といいます。
ボリンジャーバンドがエクスパンションしている時は、相場にトレンドが出ている可能性が高まります。特にボリンジャーバンドの特徴として、バンド幅が収縮(スクイーズ)している状態からバンド幅が拡大(エクスパンション)した時は、トレンドが出現した可能性が高くなります。揉み合い相場から転換し、上下どちらかのトレンドが出現した可能性が高くなります。よって、その場合はトレンドが出た方向へ順張りで投資するのが一般的です。特に、ローソク足がボリンジャーバンドのバンドに沿ってバンドウォークすれば強いトレンドを示していますので、その場合は順張りが基本となります。
例えば、バンド幅が収縮している状態から、強い価格上昇が起こった場合、ボリンジャーバンドはバンド幅を広げ、株価は+2σや+3σ付近で推移しながら上昇しやすいです。その場合は、トレンドが出現した可能性が高まりますので、ボリンジャーバンドをオシレーター系指標として逆張りで使うのではなく、トレンド系指標として順張りで対応した方が成功する可能性が高まります。ボリンジャーバンドを順張りで活用する場合は、このようにバンド幅の拡大とトレンドを意識することが基本となります。ただし、トレンドを正確に捉えることは簡単ではありませんので、ストップ・ロス・オーダーを入れながらリスクを限定して投資するのが基本となります。
ボリンジャーバンドがエクスパンション(拡大)しても、ボリンジャーバンドの中心線が横ばいのままでローソク足が向いた方向に振れなければ、トレンドが出現したとは言えませんので注意が必要です。また、エクスパンションした後、ボリンジャーバンドの中心線とローソク足が向いている方向に、逆側のボリンジャーバンドのバンドが向いてきた(同一方向に向いてきた)場合はトレンドの勢いが弱まっていることを示しますので、そこが利益確定のポイントとなります。
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