ボックス相場(レンジ相場)とは、一定の範囲内(レンジ)で価格が揉み合っている型のものです。レジスタンスラインとサポートラインが水平に近い型になっているのが特徴で、一般的に相場はレンジの中にとどまっていることが多いです。
ボックス相場(レンジ相場)から価格が数日や少しだけブレイクアウトして(参照:「ボックス相場(レンジ相場)のブレイクアウト(上放れ・下放れ)」)、またそのレンジに戻ってしまうことはよくあります。いわゆる「ブレイクアウトのだまし」です。これは、ストップ・ロス・オーダーがその近辺に多くたまっていて、その注文が執行されることが理由の一つと考えられます。価格が少しでもレンジを抜いてしまうと、ストップ・ロス・オーダーによる狼狽注文が執行されてこの現象が起こります。ただ、レンジを抜いた後、そのトレンドを維持するにはそれに値する理由と買いの勢いが必要であるため、ブレイクアウトがだましとなってしまいます。
ブレイクアウトのだましを見分けることに明確な定義はありませんが、行動的観察からブレイクアウトした後に数日経っても、このレンジを終値で越えていれば、ブレイクアウトの信頼性が高いと判断できます。これによりブレイクアウトの裏付けを取ることができますが、ブレイクアウトに載るタイミングは遅れます。どちらの重要性を取るかはトレーダーの評価によります。
その他「テクニカル分析」に関する記事は以下。
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!