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トレンド系指標とは(テクニカル指標)

トレンド系指標とは(テクニカル指標)






トレンド系指標とは

  • トレンド系指標とは、「トレンド追随型指標」とも呼ばれる、トレンドを確認するためのテクニカル指標です。トレンドを表す指標であるため、トレンドの流れに乗って、中長期的な売買をする際に用いるのが一般的です。

トレンド系指標は、相場にトレンドが出ている場合に強く、振れ幅が小さく緩やかに上昇・下降している局面や、振れ幅が大きく急激に上昇・下降している局面では強いですが、方向性がなく、横ばいで揉み合っている局面や、振れ幅が大きく緩やかに上昇・下降している局面は弱い指標です。

トレンド系指標は、ある期間の価格の上げ幅(下げ幅)・上げている期間(下げている期間)・高値(たかね)更新(安値(やすね)更新)等をもとに計算を行い、トレンドを判断する指標です。トレンド系指標の多くは、小さな価格の振れは許容して、トレンドの方向(上か下か)だけを表すようになっています。価格が上昇トレンドであると判断した場合は買いシグナルを、下降トレンドであると判断した場合は売りシグナルを出します。価格の上昇・下降の後を追うようにトレンド系指標の値も上下し、売買タイミングを表します。






トレンド系指標の種類

トレンド系指標には、以下のような指標があります。


加えて、トレンド系指標は、トレンドを把握するためのトレンド系指標と、売買タイミングをはかるトレンド系指標に分類することができます。前者は移動平均線やDMIなど、後者はパラボリックなど。

ボリンジャーバンドは、トレンド系指標に分類されることも多いですが、トレンド系指標としても、オシレーター系指標としても用いられることが多いです。

DMIは、オシレーター的技法を使うことから「オシレーター系指標」に分類できますが、トレンドを読もうとする特徴があるテクニカル指標であるため、DMIは順張り(じゅんばり)で利用することが主のテクニカル指標です。






トレンド系指標の弱点・欠点

トレンド系指標の多くは、小さな価格の振れは許容して、トレンドの方向(上か下か)だけを表すようになっています。ゆえに、ある程度、反対方向に価格が振れないとシグナルが出ないので、反転の判断が遅れることになります。つまり、価格の方向を確認してからシグナルを出す指標ですので、実際の反転ポイントからはズレてシグナルを出すのです。例えば、上昇の最終段階から下降に転じた時の売りシグナルが遅れて出てしまう、などです。

このトレンド系指標の弱点・欠点である「ズレ」を少なくするために、反転した後、すぐに方向が変わったというシグナルを出すように設定を変更しても、価格の小さな振れでシグナルが出てしまうため、トレンド系指標としての特徴を失ってしまいます。

トレンド系指標の代表格である移動平均線を例にすると、移動平均線は過去の一定期間の価格の平均値を線で表したテクニカル指標ですが、平均する期間を長くすれば長くするほど価格との「ズレ(遅れ)」は大きくなり、短くすればするほど価格と同じように動いてしまい、売買タイミングの判断には使えなくなってしまいますので、設定の数値は、個々の銘柄の相場に合う数値を選ぶ必要があります。




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