短期売りオペ+長期買いオペ | 短期金利引き上げ+長期金利引き下げ |
短期買いオペ+長期売りオペ | 短期金利引き下げ+長期金利引き上げ |
オペレーション・ツイスト(ツイストオペ)は、民間金融機関との間で行われるもので、短期国債と長期国債の買いオペと売りオペを同時に行って、資金供給量を変えずに長期金利と短期金利を逆方向に動かす公開市場操作です。金融緩和の一つで、国内投資を促進させて資本流出を防ぐ効果があります。
例えば、長期国債の買いオペを行うと長期金利が低下します。長期金利が低下して大きく影響を受けるのは住宅市場です。住宅ローンの金利は長期金利に連動するので、長期金利が低下すれば住宅ローンの金利も低下し、住宅市場の景気が改善しやすくなります。また、住宅の次に大きな買い物である自動車市場の景気もよくなります。自動車もローンで買うことが多いので、ローンの金利が低下すると自動車も買われやすくなります。さらに、長期金利が低下すれば企業もお金を借りやすくなるので、企業の投資が伸びて景気が回復しやすくなる効果が見込めます。
一方、短期国債の売りオペを行って短期金利が上昇すると、投機的な資金の借り入れが少なくなりますので、海外への資本流出を抑える効果が見込めます。これが「短期国債の売りオペと長期国債の買いオペ」による効果の例です。
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