各国の中央銀行は、外国為替相場の安定・乱高下の抑制を目的に、為替市場に介入して通貨を売買し、介入操作を行うことがありますが、短期的に乱高下するような無秩序な相場になった場合、積極的に介入して乱高下の動きを抑制する市場介入操作のことをスムージング・オペレーションといいます。
1977年、IMF(国際通貨基金)は、各国が市場介入する場合はスムージング・オペレーションに限るとしています。急激な外国為替相場の乱高下は、経済、貿易、資本取引に大きな影響を与えるため、各国の政府は市場介入する際の資金を国庫に保有しています。日本の場合、「外国為替資金特別会計」を設置し、これを財務大臣が管理しています。
スムージング・オペレーションは、通常、直物取引で行われますが、先物やスワップで行われることもあります。市場介入によって、為替相場を一定の水準に保つことは難しいですが、短期的に為替相場の乱高下を抑制するスムージング・オペレーションは効果が出やすい傾向があります。
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