フォワード・ガイダンスは、中央銀行の市場との対話術の一つで、政策ルールとして導入されており、声明等を通じて政策の期間や変更条件などを明示することによって、市場の期待形成の変化から政策の効果を浸透させようとするものです。主に、政策金利を据え置く期間を示唆したり、将来の政策変更の条件を設けるなどして、市場の予想や期待に働きかけ、政策が市場金利に及ぼす影響を強めるのが目的とされています。これは、危機時にインフレ率や成長率の下落を有意に緩和する効果があるとされています。
フォワード・ガイダンスは「時間軸政策」「先取り指針」と呼ばれることもあります。
フォワード・ガイダンスは、日本銀行が1999年にゼロ金利政策の導入した際に、ゼロ金利の解除時期を「デフレ懸念の払拭が展望できるまで」と示したことが最初の事例とされています。その後、FRB(連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)など、各国の中央銀行で導入されることとなりました。
※その他「政策」に関する記事は以下。
中央銀行
金融政策
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!