金利はお金に対する需要と供給で変動します。相対的にお金を借りたい人が増えれば、お金への需要が高まりますので金利は上昇します。金利が高くてもお金を借りたい人が増える、ということです。逆に、相対的にお金を借りたい人が減れば、お金への需要が少なくなりますので金利は低下します。これら、市場の需要と供給によって変動する金利が市中金利(市場金利)です。市中金利(市場金利)は、中央銀行が他の金利に影響を及ぼすことを目的に決定する政策金利とは区別されます。
市場で多くの取引が交わされているのは「短期金融市場」です。短期金融市場は、1年未満のお金の貸し借りが交わされている市場で、主に銀行が参加している市場です。銀行は預金として集めたお金を企業などに貸し出して運用していますので、一般的に市中金利と言う場合は、短期金融市場の金利を指すことが多いです。市中金利は日本の場合、市中金利はコールレートやレポ金利、TIBOR(東京銀行間取引金利)などがあります。
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