米国の失業率は、5%台であれば通常の水準で、概ね4%から5%であれば完全雇用状態とされています。米国の雇用情勢は米国の金融政策の動向を左右しますので、米雇用統計とともに失業率の増減を見る必要があります。
米国の雇用情勢がよければ失業率は下がりやすく、雇用情勢が悪ければ失業率は上がりやすくなります。ただ、この相関関係が崩れる場合があります。ストライ
キなどで一時的に雇用が減少して、失業率が低下することもあります。米雇用統計はストライキの影響もカウントする統計となっていますので注意して見る必要があります。また、米国が完全雇用状態の場合は、米雇用統計が鈍化していても失業率が低下しやすくなりますし、労働参加率の低下によって失業率が低下する
こともあります。
雇用系の指標は景気に遅行する指標です。企業は消費が伸びていない状況の時は生産を増やしませんので雇用が増えることはありません。消費が伸びて生産を増やす状況になってから雇用を増やしますので、雇用系の指標は景気に遅行します。
米国の失業率のこれまでの推移は、、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認できます。
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