企業の設備投資動向の良し悪しは、好況か不況かを判断する際の重要な経済指標となります。設備投資に積極的であるということは、増産を行うということですので(一般的に、企業が増産を行うためには、機械を購入して準備するため)、機械受注が好調ということは、将来、企業業績がプラスで出やすいことを意味します。
生産は受注によって動きますので、機械受注統計は鉱工業生産指数に先行しやすい指標として見られます。また、機械受注は、企業が行う実際の設備投資よりも6か月から9か月程度先行するとされていますので、機械受注統計の数字がよければ、将来の企業業績のプラス要因となります。
機械受注統計は、船舶・電力を除く民需ベースの数字が重要視されます。船舶や電力の受注は不規則ですので、景気との相関性が薄いことから重要視されません。よって、機械受注統計は船舶・電力を除く民需ベースの数字を見るのが一般的です。また、日本の機械メーカーは中国に輸出していることが多いため、機械受注統計は中国景気に左右される傾向があります。
機械受注統計の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認することができます。
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