期待インフレ率は、BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)で確認するのが一般的です。BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)のことを「期待インフレ率」ということもあります。
BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)とは、マーケット(市場)が予測している将来の期待インフレ率のことで、インフレ連動国債(物価連動国債)と利付国債の金利差から市場(投資家)が計算し、予測する将来の物価上昇率です。 日々更新されて速報性が高く、実際のインフレ率との連動性が高いとされているため、インフレ率の先行指標として使われやすいです。ただし、対象としている国債の取引量が少ないため、数値がぶれやすい特徴があります。BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)の見方は以下の通りです。
期待インフレ率(BEI)の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認することができます。
FRBが開発したインフレ期待を測る指標「CIE(Common Inflation Expectations:共通インフレ期待指数)」も姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。共通インフレ期待指数のチャート時系列に加え、共通インフレ期待指数の解説も掲載しています。
CIE(共通インフレ期待指数)は、米国の期待インフレ率が原油や一時的イベントに左右されやすく、米国の期待インフレ率は実際のインフレ期待を反映していないのではないか、との議論が多くなってきたことから開発された指標です。近年は、米国の期待インフレ率とCIE(共通インフレ期待指数)の両方を見て米国のインフレ期待を判断するのが一般的です。
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