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回収期間法(ペイバック法)とは

回収期間法(ペイバック法)とは






回収期間法とは

  • 回収期間法(読み方:かいしゅうきかんほう|英語:payback investment rule)とは、「ペイバック法」とも呼ばれる、投下した資金がどの程度の期間で回収できるかを示した投資の評価尺度の1つです。



回収期間法の計算

例えば、投資した金額が500万円だったとします。予想されるキャッシュフローが3年目までの累計で400万円が回収できるすれば残りは100万円です。4年目の単年度で200万円回収できるとすれば、

  • 500(投資した金額)-400(3年目までの累計)=100(残りの回収額)
  • 100(残りの回収額)÷200(4年目の回収額)= 0.50年

この計算から、回収期間は「3年+0.50年=3.50年」となります。つまり、3.50年で全額回収できることになります。




回収期間法の見方

もし、この会社が基準としている投資回収期間が4年であったとするなら、回収期間が3.50年と予想されますのでこの投資案件は採用されますし、この会社が基準としている投資回収期間が3年であったとするなら、回収期間が3.50年と予想されていますので、3年を超えておりこの投資案件は不採用となります。




回収期間法のメリットとデメリット

回収期間法は、予想されるキャッシュフローによって、上記のように簡単に計算することができます。わかりやすい点がメリットとなりますが、資本コストが考慮されていませんし、回収期間以降のキャッシュフローが無視されており、採否の判断基準となる期間もあいまいであるなど問題が多いです。そのため、基本的には回収期間法ではなく、正味現在価値(NPV:純現在価値)が推奨されています。






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