リスクパリティ戦略は、例えば、株式などリスク資産(危険資産)のボラティリティ(価格変動性)に合わせて、ボラティリティが上がれば保有を減らし、ボラティリティが下がれば買増しを行うなどの運用を行います。リスクパリティ戦略を採用しているファンド(投資信託)は、一般的に1500億ドル程度あるとされていますが、欧米の年金基金など外国人投資家の多くが採用しているとされており、複数の資産の保有リスクの度合いをそろえるために、株式や債券、コモディティなど各市場のボラティリティに合わせて、各資産のポートフォリオの組み入れ比率を変更する仕組みとなっています。
例えば、株式のボラティリティが上がった場合、リスクパリティ戦略によって株式などリスク資産は減らされますので、株式への売り圧力が高まりやすくなります。一方、ボラティリティの低下が長引けば、株式の組み入れ比率が高まるため、株式への買い圧力が高まりやすくなります。長期保有の年金基金などもこの戦略を採用していることが多いため、ボラティリティが上がった場合、下がった場合、どちらも長期的にこの傾向が強まりやすいとされています。
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