最も身近なものでは、紙幣も有価証券に分類されます。紙幣は紙切れですが、日本政府の信用の裏付けがあるため財産的価値を持っています。紙幣は正式には「日本銀行券」といい、日本政府の信用を裏付けとして日本銀行が発行する有価証券です。株式の場合は、その株式を発行している企業の信用が裏付けとなって財産的価値を持っています。ゆえに、金(きん)などのように実物資産と違い、不安定なものという解釈もできます。
有価証券は「貨幣証券」「物品証券」「資本証券」に分類されます。
国や地方自治体にお金を貸せば、債券という証券を持つことになります。国が資金調達を目的に発行する債券は国債(こくさい)といい、地方自治体が発行する債券は地方債(ちほうさい)といいます。企業が発行する債券は社債(しゃさい)といいます。
例えば、国債を買った場合、償還期限に貸したお金の元本(がんぽん)と利子(貸した金銭に対する報酬として貸主が借主から一定の割合で定期的に受け取る金銭)を受け取れる権利を持つことになります。逆に、国債の発行体、すなわち国は、その返済義務を負うことになります。ゆえに、債券は発行体の借金ということができます。
また、株式会社に出資をすれば株式という証券を持つことになります。株式を買った場合、買った人は株主としての権利を持つことになります。
日本で「証券」と言えば「有価証券」のことを指す場合が多く、日本では政府が法律に基づいて有価証券を指定しています。法律で指定されている主な有価証券は以下の通りです。
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