二項ツリーの枝の分岐点のことを「ノード」といいます。二項ツリーは、分岐した枝が再び結合する点が特徴です。
例えば、オプションの価格の評価をする場合、原資産の確率過程から各ノードにおけるオプションの価値を満期から現時点にかけて解いていきます。その結果得られた数値が現時点のオプション価格となります。ヨーロピアンタイプであれば、時間を細かく刻むことでブラックショールズモデル の解に収束していきます。
ブラックショールズモデルの場合、アメリカンタイプや特別条項が付いているオプションは扱えませんが、二項モデルであればどちらのオプションの価格の評価もすることができます。ゆえに、ブラックショールズモデルより応用性が高いモデルとして用いられています。
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