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キャリーコスト(理論ベーシス・持ち越し費用)とは

キャリーコスト(理論ベーシス・持ち越し費用)とは






キャリーコストとは

  • キャリーコスト(英語:carry cost・carrying cost)とは、「理論ベーシス(読み方:りろんべーしす)」や「持ち越し費用(読み方:もちこしひよう)」、「持ち越しコスト」とも呼ばれる、現物を取得する際にかかる調達コストから、現物を取得することで得られる利益を差し引いた数値のことです。
  • 現物を取得する際にかかる調達コストは、例えば金利があります(短期金利)。
  • 現物を取得することで得られる利益は、例えば配当があります。



先物の理論価格

先物の理論価格は、現物の価格とキャリーコスト(理論ベーシス・持ち越し費用)を合計したものとなります。

  • 先物理論価格=現物価格+キャリーコスト



キャリーコストがプラス・マイナス

現物を取得する際にかかる調達コストと現物を取得することで得られる利益を比べて、調達コストが利益より大きければキャリーコストはプラスとなります。一方、調達コストが利益より小さければキャリーコストはマイナスとなります。一般的にキャリーコストは、先物の取引最終日が接近するにつれてゼロに近づいていきます。






ポジティブキャリーとは

  • ポジティブキャリー(英語:positive carry)とは、キャリーコストがプラスの状態のことです。これはプレミアムの状態です。



ネガティブキャリーとは

  • ネガティブキャリー(英語:negative carry)とは、キャリーコストがマイナスの状態のことです。これはディスカウントの状態です。








※その他「デリバティブ」に関する記事は以下。




デリバティブの基礎







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