本文へスキップ

アンレバードベータとは(レバードベータのわかりやすい解説)

アンレバードベータとは(レバードベータのわかりやすい解説)






アンレバードベータとは

  • アンレバードベータ(英語:unlevered bata)とは、「資産ベータ」とも呼ばれる、非上場企業ベータ(株式投資リスク)を求める際や、新規事業のリスクや、新規事業を買収する際のリスクを求める際に利用する指標です。



わかりやすく解説

コーポレート・ファイナンスの際、資産で見る収益性や事業のリスクは同様ですが、資本構成のみ異なる2社を比べて、資金調達の方法の違いが企業価値に与える影響を考えた場合、自己資本(株主資本)だけでなく、銀行からの借り入れや社債などの負債での資金調達もしている企業は、自己資本以上の資産を用いて経営を行っています。こういった企業はレバレッジをかけていると解釈できるため、「レバレッジありの企業」と言われます。一方、自己資本のみで負債での資金調達を行っていない企業は「レバレッジなしの企業」と言われます。

「レバレッジありの企業」は、企業価値が負債を下回るとデフォルト・リスクが高まります。事業のリスクに加えて、財務上のリスクも抱えていることになりますので、「レバレッジなしの企業」に比べてベータ(株式投資リスク)が高い、つまりリスクが高いと考えられます。

「レバレッジありの企業」の株式のベータ(株式投資リスク)をレバードベータといい、「レバレッジなしの企業」の株式のベータ(株式投資リスク)のことをアンレバードベータといいます。






アンレバードベータとレバードベータの計算式

  • βU=βL÷(1+(1-t)×D/E)

βU:アンレバードベータ
βL:レバードベータ
t:実効税率
D:負債
E:自己資本(株主資本)、ただし時価ベース



自社株買い増資によって資本構成が変化すればベータ(株式投資リスク)も変化しますが、過去の資本構成のレバードベータからアンレバードベータを計算して、新しい資本構成のレバードベータからアンレバードベータを計算すれば推計することができます。









※その他「用語」に関する記事は以下。








































姉妹サイトの紹介

株初心者のための株式投資と相場分析方法

株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。

株式マーケットデータ

IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。

投資戦略

マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。

初心者のための仮想通貨専門サイト

仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!



バナースペース