ベンチャーキャピタルは、一般的に事業会社や金融機関、個人から集めた資金で投資組合というファンド(基金)をつくり、それを元にベンチャー企業に投資をします。ベンチャー企業は、事業をはじめてから軌道に乗せるまでがスタートアップ段階となります。このスタートアップ段階でベンチャー企業が資金を集めることは非常に困難なことです。出資者からすればリスクが高い投資となるため敬遠されてしまうのです。そこで、この段階の主な出資者となるのがベンチャーキャピタルです。
1つのファンドの期間は原則10年で、この期間内にベンチャー企業が株式を公開できれば、スタートアップ段階からベンチャー企業に投資していたベンチャーキャピタルは大きなキャピタルゲインを得ることができます。逆に、ベンチャー企業が期間内に成長できず、株式を公開できなければベンチャーキャピタルは利益を得ることはできません。
これがベンチャーキャピタルの基本的な出資の形なのですが、日本のベンチャーキャピタルは出資する段階が遅いです。株式を公開できそうだ・・・という段階になってからでないと出資してくれないことが多いので、実際のベンチャー企業は、スタートアップ段階は自己資金を使うか借金をして会社を経営することが多いです。
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