例えば、6%の利回りの債券を保有するために調達する資金のコストが5%であるような状態、すなわち、債券の利回りより、その債券を保有するコストの方が低い状態のことをいいます。対義語は「ネガティブキャリー」。
ポジティブキャリーは、投資家にとってプラスとなりますが、一概にプラスになるとは限りません。ポジティブキャリーの場合でも、税引き後の収益がマイナスとなることがあります。例えば、上記の例の場合では債券で6%の収益がありそれが課税対象で、その債券を保有するために調達する資金コストが5%でもそれが経費として計上することができなければ、税引き後の投資家の収益はマイナスとなることがあります。
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