SDRは、円やドル、ユーロやポンド、人民元で構成された言わば”通貨バスケット”です。SDRを持っている国は、財政危機などの時、SDRを使えば通貨バスケットからお金を融通してもらうことができるのです(円やドル、ユーロやポンドなどの通貨でお金を融通してもらうかも選択できます)。IMFはSDRを使いたい国が出てきた場合、お金を融通できるような財政に余裕のある国を探して指名します。指名された国には拒否権が与えられませんので、IMFの指示に従ってそのお金を融通することになります(指名された国は融通する義務が生じますので、拒否すれば罰則が与えられます)。SDRを使った国は、融通してもらったそのお金で財政を立て直すことになります。これが
SDRの仕組みです。
バスケット方式では、バスケットに入れるそれぞれの通貨の比率は貿易量などによって決められることが多いです。バスケット方式では、例えば1国の通貨の為替相場が下がっても、他の通貨の為替相場は相対的に上がるので影響がならされ、全体の通貨単位の価値は安定しやすいのが特徴です。
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