これは相場が強い時に起こりやすい循環物色です。例えば、主力株が強く推移している時に新興株は弱く推移していたが、主力株が一服したら新興株に資金が回ってくる、といった循環をいいます。
タスキがけは、相場が強い時に出やすい循環ですが、本当に相場が強くなると、主力株と新興株(東証一部市場と新興市場等)の両方が強くなります。ただし、両方の市場が強くなり、相場が盛り上がる活況時というのは、相場の最終局面になりやすい傾向があります。相場の終盤に起こりやすい現象です。相場の終わりが一旦の一服で済むのか、相場全体の終わりになるのかは相場つきによりますが、相場が盛り上がって相場の上昇が止まった後は、その分の反動よる下落も大きくなりやすいので注意が必要です。株式などのリスク資産は、ジワジワ上がってドスンと下がる、といった相場となりやすいので、投資の際は十分注意が必要です。
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