「理財」とは、中国語で資産運用のことで、主な商品として「銀行理財」や「信託商品」があり、その合計残高は約52兆元(2017年時点)とされています。
理財商品は、元利金(がんりきん)が保証されない商品が多いですが、実際には販売時に高利回りが示される例が多いようです。中国の預金金利は上限規制がありますが、理財商品はそれより高利回りが示されるため、利回りを示しているのだから銀行などが元利金を支払うはずだという「暗黙の保証」の期待が強く、多くの資金が集まっています。
また、銀行などは理財商品で集めた資金の多くを簿外で扱っており、「シャドーバンク(影の銀行) 」の資金源として、金融当局が問題視・規制を強化しています。
理財商品は、デフォルト(債務不履行)が度々懸念されています。「暗黙の保証」の期待に反してデフォルトが生じる理財商品が増えれば、それをキッカケに投資家が一斉に手を引き、クレジット・クランチ(信用収縮)が大規模になり、影の銀行への資金の流れが止まり、実体経済に影響が出るリスクがあるとされています。
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