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情報の非対称性とは

情報の非対称性とは






情報の非対称性とは

  • 情報の非対称性(読み方:じょうほうのひたいしょうせい|英語:asymmetric infomation)とは、市場の取引で、売り手と買い手の間でそれぞれが持つ情報に格差がある状態のことです。情報の非対称性の理論は、米国の経済学者であるケネス・アロー(Kenneth Arrow)、ジョージ・アカロフ(George Akerlof)、ジョセフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)らが、1960年代以降に発展させていきました。



情報の非対称性の例

一般的に、買い手より売り手の方が情報を持っているケースが多いですが、これは市場の円滑な働きを妨げるものとみなされています。こういった情報の非対称性がある市場を「レモン市場」といいます。

情報の非対称性は、例えば「企業が消費者にとって必要な情報を開示しない」といったことです。中古車が事故車であったかの情報を開示しないなどの例が挙げられます。その他、タクシーを例にすれば、タクシーは、そのサービス内容を利用者は事前に知ることが出来ず、そこにきたタクシーに乗ることになります。そのため、低価格であったり高サービスのタクシー会社が参入してきたとしても、そのタクシー会社はシェアを伸ばしにくく、撤退してしまいます。ゆえに、料金もサービスも悪いタクシー会社が残ってしまい、利便性が改善しない状態が続いてしまいます。これが、情報の非対称性が市場の円滑な働きを妨げるとみなされる例です。






シグナリングとは・スクリーニングとは

情報の非対称性を解決する方法には「シグナリング」と「スクリーニング」などがあります。

  • シグナリングとは、情報を持っている側がコストをかける行動を取って情報を開示することです。
  • スクリーニングとは、情報を持っていない側が情報を持っている側に、複数案から選択させて情報を開示させることです。



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