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買収合併裁定取引(買収合併アービトラージ)とは

買収合併裁定取引(買収合併アービトラージ)とは






買収合併裁定取引とは

  • 買収合併裁定取引(読み方:ばいしゅうがっぺいさいていとりひき|英語:merger and acquisition arbitrage)とは、「買収合併アービトラージ」とも呼ばれる、上場企業間のM&Aにおける株式の値動きを利用した裁定取引のことです。



裁定取引の解説

裁定取引(アービトラージ)は、簡単に言えば、割安なもの(株式など)を買って、割高なものを売る取引です。割安なものと割高なものの価格が適正水準に戻れば、安い方を買って高い方を売っておけば、その差額を儲けることができる、というのが裁定取引です。一般的に、この裁定取引はリスクが低いとされています。




買収裁定取引(買収アービトラージ)とは

買収裁定取引(買収アービトラージ)は、買収企業の株式を売って、被買収企業(買収される企業)の株式を買う裁定取引です。

買収企業は、被買収企業の株式を市場価格にプレミアムをつけて買い取ります。買収裁定取引は、このプレミアムを得ることを目的として取引です。買収が成立すれば、割安な価格で買った被買収企業の株式は高く売れることになります。一方、価格が動かなかったり逆に下落した場合は、買収企業の株式を買い戻して利益を確定します。




合併裁定取引(合併アービトラージ)とは

合併裁定取引(合併アービトラージ)は、合併比率にプレミアムがつく企業の株式を買って、もう一方の企業の株式を売る裁定取引です。




M&Aが成立しなかった場合

M&A(買収・合併)は、必ず成立するというものではありません。予定通り買収・合併が成立せず、白紙撤回することもあります。その場合、買収合併裁定取引は損失が出ます。ゆえに、裁定取引はリスクが低い取引として一般的に理解されていますが、買収合併裁定取引は、こういったリスクがあることから「リスク裁定取引(リスクアービトラージ)」と呼ばれることがあります。






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