本文へスキップ

格付け機関とは

格付け機関とは






格付け機関とは

  • 格付け機関(読み方:かくづけきかん|英語:rating agency)とは、債券元利払いの安全性や確実性を格付けして、投資情報として提供する機関のことです。



格付けの過程

格付けは、まず債券の発行者が格付け機関に申し出を行い、それを受けたアナリストが、発行者から提出された資料から財務内容や発行する債券の内容、発行者が主とする産業や業界の環境などの分析を行った上で発行者と面談をおこなって格付けの判断材料とします。そして、その調査結果を格付け委員会に提出し、格付け委員会が最終的に格付けを判断し決定します。その後、その格付けを発行者に伝えた上で、同意を得れば格付けが公表されることになります。






主な格付け機関

日本では1987年に格付け制度が導入され、海外のS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)、ムーディーズ、フィッチと、日本の日本格付研究所、日本インベスターズサービス、日本公社債研究所の6社が適格格付機関として認可されています。




格付け機関による格付けランキング


ムーディーズの長期債務の格付け

 信用力が高い 信用力が中程度 信用力が低い 
Aaa
Aa1
Aa2
Aa3
A1
A2
A3
Baa1
Baa2
Baa3
Ba1
Ba2
Ba3
B1
B2
B3
Caa1
Caa2
Caa3
Ca
C

Cはデフォルト(債務不履行)に陥っている状態。



S&P(スタンダード&プアーズ)の長期発行体の格付け

 信用力が高い 信用力が中程度 信用力が低い 
AAA
AA
A
BBB
BB
B
CCC
CC

AAからCCCまではプラスやマイナスがつくこともあります。



これらは、あくまで民間の機関であるムーディーズやS&Pによる格付けです。リーマンショックの際は、これらの格付け機関がしっかり格付けできていなかったことが要因の一つとなりましたので、あくまで民間の勝手な格付けです。格付け機関の格付けが必要と揶揄されることもあります。









※その他「債券」に関する記事は以下。




債券の基礎知識





債券





国債





金利




指標





入札





決済





適債基準





ポートフォリオ





その他





姉妹サイトの紹介

株初心者のための株式投資と相場分析方法

株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。

株式マーケットデータ

IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。

投資戦略

マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。

初心者のための仮想通貨専門サイト

仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!



バナースペース