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ミディアム・ターム・ノート(MTN)とは

ミディアム・ターム・ノート(MTN)とは






ミディアム・ターム・ノート(MTN)とは

  • ミディアム・ターム・ノート(英語:MTN/Medium Term Note)とは、あらかじめ設定した枠内で、償還期限や金額等が自由に設定でき、回数等の制限もなく随時発行できる債券のことです。

ミディアム・ターム・ノートは、1972年にGMACが初めて発行した債券で、その利便性から急速に発行が拡大した債券です。償還の期間は9か月から30年以上と長期のものもありますが、通常は2年から5年の中期のものが多いです。銀行や企業、政府まで幅広く発行しており、米国や欧州では公募私募ともに発行されています。




ミディアム・ターム・ノート(MTN)の特徴

ミディアム・ターム・ノート(MTN)は、発行体にとって資金ニーズに応じて発行することができる債券で、機動的な資金調達ができるとともに、投資家にとってもニーズに応じて債券を注文できるため、「オーダーメイド」で資金を運用できる点が特徴の債券です。






仕組み(MTNプログラム)

ミディアム・ターム・ノート(MTN)は、MTNプログラムの取り決めに基づいて発行されます。

MTNプログラムでは、債券の発行によって資金調達を計画している発行体が、複数のディーラーとあらかじめMTNの発行に関する契約を締結します。それによって発行限度の枠内で回数の制限なく随時発行できる仕組みになっています。発行体は、それぞれの発行に対して、発行額や償還期限、利率や発行価格、償還価格などを決めることができ、発行のたびに情報開示を行う必要がなくなり、追補の書類以外は発行しなくていいので、コストが抑えられ、発行も機動的にできるメリットがあります。









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