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デットアサンプションとは

デットアサンプションとは






デットアサンプションとは

  • デットアサンプション(英語:debt assumption)とは、既発の外貨建て社債元利金支払い債務を企業が銀行に肩代わりしてもらうことです。その契約を「デットアサンプション契約」といいます。



わかりやすく簡単に

デットアサンプションは、つまり企業が社債の元利金の支払い額に相当する資金を銀行など金融機関に預託して、その金融機関が債務の履行を代行する取引です。この場合の企業が社債の元利金の支払い額に相当する資金は「現在価値(げんざいかち)」です。デットアサンプションは、企業は債務の現在価値分を拠出するため期限前償還とみることができます。

例えば、企業が社債を100億円発行しているとして、その満期が1年後で金利を3%つけているとし、社債の現在価値が100億円だったとして、この企業が負債比率(レバレッジ比率・DEレシオ)を下げたいと考えているとします。社債に任意の償還条項がなく繰上償還できませんが、デットアサンプションによって金融機関に100億円を委託すれば、社債はオフバランス化されて、企業はその狙いを達成することができます。そして、金融機関はその100億円を運用して1年後に103億円を債権者に返済します。




円高とデットアサンプション

企業は、外貨建て社債を発行時より為替相場円高であれば、その時点で償還すると円高差益が享受できます。ゆえに、社債に期限前償還してもいい条項があれば、償還して円高差益を得ることがきますが、その条項がない場合には、銀行とデットアサンプションします。当該外貨を元利支払い分だけ購入して銀行に預託し、銀行は投資家に元利金支払いを行います。これによって、企業は社債を流通させた状態のまま円高差益を得ることができます。









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