債券市場では、信用リスクを伴う債券、つまり社債などは、国債のように信用リスクが低い債券より低い債券価格で取引される傾向があり、信用リスクを伴う債券(社債など)はそれだけ利回りが高くなります。要するに、社債などは国債に比べて、債券価格が低く、利回りが高くなります。
また、社債の債券の価格の割引率(ディスカウント率)や国債の利回りの対する増分の利回りは、信用リスクの大きさによって異なりますが、この場合、同一の残存期間の債券同士で比較した場合の社債の利回りと国債の利回りの差を「クレジットスプレッド」といいます。
一般的には、景気がよくなる局面では信用リスク(デフォルトリスク)が緩和されますので、クレジットスプレッドは縮小します。一方、景気が悪化する局面ではクレジットスプレッドは拡大する傾向があります。
一般的には、格付けが同じ債券はクレジットスプレッドが近い水準になりやすく、格付けの水準ごとにクレジットスプレッドが計測されたり、表示されていることが多いです。
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