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日経VIとは

日経VIとは






日経VIとは

  • 日経VI(読み方:にっけいぼらてぃりてぃいんでっくす・にっけいぶいあい|英語:Volatility Index:ボラティリティ・インデックス)とは、日経平均株価相場に対する投資家の心理を示す指数で、日経平均株価の上げ下げとボラティリティの上げ下げを予想したオプション価格を使って指数化したものです。日経VIは別名「恐怖指数」とも呼ばれます。



日経VIの基本的な見方

日経VIは、その数値が高いほど投資家が先行き不安を抱いていることを示し、低いほど先行きを楽観視していることを示します。通常は、20程度で推移し、20以上で先行き不安が高まり、20以下で楽観視する水準と見るのが一般的です。相場が急落する局面では30以上まで上昇することもありますが、30以上は相場の底を示すことが多いです。ただし、震災やリーマンショックのような金融危機が起こった際には、VIは70まで上昇したこともあります。






日経VIのさらに詳しい見方

日経VIはオプション価格を使って指数化したものですので、日経VIはオプションのどういった売買によって上下しているのかも知っておく必要がります。その一般的な見方は以下の通りです。


例えば、今後、株価が上昇してVIも上昇すると予想すればコール・オプションの買いが増える、といった見方をします。株価が上昇する際に一番多いパターンは 「プット・オプションの売り」です。株価の上昇とともにVIが下落することが多いためです。相場が下落する際に一番多いパターンは「プット・オプションの 買い」となるのが一般的です。さらに細かい解説を表にすると以下のようになりますので参考にしてください。

株価上昇・日経VI上昇
コール・オプションが買われており、プットオプションは利食われていない状況を示しますので、この先も不安が残っている状態です。
株価上昇・日経VI下落
株価下落からの戻り相場の場合の基本形です。プット・オプションが売られていることを示します。
株価下落・日経VI上昇
株価が下落する際の基本形です。プットオプションが買われていることを示しますので、下値を切り下げる形で相場が下落していくことが予想されます。
株価下落・日経VI下落
下落相場の長期化を示唆する形で、上値を切り下げながら戻り売りの展開が予想されます。





日経VIの推移

日経VIの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。




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