日経VIは、その数値が高いほど投資家が先行き不安を抱いていることを示し、低いほど先行きを楽観視していることを示します。通常は、20程度で推移し、20以上で先行き不安が高まり、20以下で楽観視する水準と見るのが一般的です。相場が急落する局面では30以上まで上昇することもありますが、30以上は相場の底を示すことが多いです。ただし、震災やリーマンショックのような金融危機が起こった際には、VIは70まで上昇したこともあります。
日経VIはオプション価格を使って指数化したものですので、日経VIはオプションのどういった売買によって上下しているのかも知っておく必要がります。その一般的な見方は以下の通りです。
例えば、今後、株価が上昇してVIも上昇すると予想すればコール・オプションの買いが増える、といった見方をします。株価が上昇する際に一番多いパターンは 「プット・オプションの売り」です。株価の上昇とともにVIが下落することが多いためです。相場が下落する際に一番多いパターンは「プット・オプションの 買い」となるのが一般的です。さらに細かい解説を表にすると以下のようになりますので参考にしてください。
日経VIの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
※その他「デリバティブ」に関する記事は以下。
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