経常利益率(読み方:けいじょうりえきりつ)とは、経常利益を売上高で割ったものです。日本では経営分析を行う際、経常利益が重要視されやすいので、経常利益率の推移は重要視されます。
[損益計算書]
経常利益は、損益計算書で確認することができます。
損益計算書を見る際は、単に経常利益の数字を見るのでなく、経常利益率を把握することが大切です。経常利益率の数字が上がっていたら、営業外費用が減少していしますので、経営が良くなっていると見ることができます。逆に、経常利益率の数字が下がっていたら、営業外費用が増加していますので、経営が不健全であると見ることができます。無理な規模拡大によって営業外での支出が増えている、などの可能性が高くなります。経常利益率が1%以下の銘柄は注意が必要です。景気が悪くなれば、すぐに赤字になる可能性が高く、安全性に欠けるので投資対象からは外すべきでしょう。
[経常利益率の目安]
製造業 | 5〜7%程度 |
流通業 | 5〜7%程度 |
サービス業 | 15%程度 |
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