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浮動株・浮動株比率とは

浮動株・浮動株比率とは






浮動株とは

  • 浮動株(読み方:ふどうかぶ|英語:floating stock)とは、常に市場で売買されている株式のことです。



わかりやすく簡単に

企業が発行している株式の中で、大株主が安定的、持続的に保有して市場で売却される可能性が低い株式を除いて、市場で自由に売買されている株式です。なお、市場で売買される可能性の低い株式は固定株、少数特定者持株、特定株と呼ばれています。




浮動株比率とは

会社四季報では[株主]の欄に<浮動株>として、直近期末時点の発行済株式数に対する1単元から50単元未満の株主が保有している株式数の比率が記載されています。これを「浮動株比率(読み方:ふどうかぶひりつ)」と言います。

つまり、浮動株比率とは、特定の株主に保有されている株式ではなく、株式市場に流通している株式数が発行済株式数のうち何%を占めているのかを示した指標です。発行された株式は、株式市場において全て売買されているわけではなく、機関投資家外国人投資家持株会社投資信託などが安定株主となって保有していることが多いです。安定株主は長期保有が主ですので、短期的な株価に影響を及ぼしません。むしろ、安定株主ではなく、小口の投資家による売買が株価に影響を及ぼします。浮動株比率は、こうした小口の投資家の株数を浮動株として発行済株式数のの何%を占めているのかを示した指標です。






浮動株と浮動株比率の見方

浮動株は、常に市場で売買されている株式のことですので、浮動株比率が高いほど流動性が高い銘柄と言え、浮動株比率が低いほど流動性が低い銘柄と言うことができます。要するに、

  • 浮動株比率が高い銘柄は、市場でその株式がたくさん売買されているため、売買がしやすく、値動きは重い特徴があります。
  • 浮動株比率が低い銘柄は、市場でその株式が少なく売買されているため、売買がしにくく、値動きが軽い特徴があります。 つまり、大きな資金の売買で株価が大きく乱高下しやすく、また、株式が少なくて買い手も売りても少ないため、株価が一方向に大きく動いた場合、買いたくても買えない、売りたくても売れないという状況になりやすいです。つまり、流動性リスクがつきまとうということです。これは大きなリスクで、利益確定したいのに利益確定できない、損切りしたいのに損切りできない、といった状況に陥りやすくなります。また、浮動株比率が低い銘柄は、株式が不足しやすいので、それだけ逆日歩がつきやすいです。そのため、信用売り(空売り)をする場合は注意が必要です。

浮動株比率の高い銘柄と低い銘柄では、上記のように値動きが異なりますので、これらの特徴を踏まえた上で投資判断することが大切です。




浮動株指数とは

  • 浮動株指数(読み方:ふどうかぶしすう|英語:floating stock index)とは、上場株式のうち、浮動株を用いて算出する株価指数のことです。








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