シェア経済は、個人が自家用車でタクシーのように行きたい場所へ人を運んで対価を得たり、自宅の部屋を宿として貸す民泊(みんぱく)が代表例です。シェア経済は、2011年ごろから米国のシリコンバレーで普及し始めました。
シェア経済は、誰でもサービスの担い手になれるのが特徴で、上記の民泊などの他に、その時間だけ駐車場を借りたい人に駐車場を貸して対価を得たり、その時間だけ車を借りたい人に自家用車を貸して対価を得たり、店舗が休みの場合は、他の人に軒先を貸して小物や弁当を売っていいと貸し出すサービスなどもあります。
レンタルとの違いは、レンタルの場合は専門業者から使いたい人が借りることになりますが、シェア経済は、個人と個人の貸し借りが基本となります。そして、会社が貸し手と借り手の仲介する場を提供しているのが特徴です。実際には、例えば自家用車の貸し借りの場合であれば、車を持っている個人と車を使いたい個人が契約を交わし、会社に仲介の手数料を払う、といった仕組みとなっています。
シェア経済が台頭してきているのは、経済が低成長になって収入の伸びない時代になってきていることが要因として指摘されています。また、個人個人が持っているモノや能力をお互いに必要な時に使えれば、効率的で出費を抑えられるといった発想が台頭してきた点や、スマホの普及によって、借り手と貸し手が簡単に連絡が取れて出会えるようになったことも大きな要因とされてます。ただし、民泊の場合を例にすると、部屋が荒らされたり、家具が壊されたりといったトラブルが起きており、法整備の必要性も指摘されています。
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