不況が長期化して企業の倒産が増えると、銀行の資産で焦げ付くものが増えてきます。それによって何かをキッカケに銀行で取り付け騒ぎが起こると、信用機構の相互依存から、銀行の支払不能が連鎖的に発生し、それが企業の資金繰りに影響して、優良企業にまで倒産が波及する場合があります。そうなると金融商品やコモディティ価格は急落し、雇用状況は悪化、経済は混乱状態に陥ります。それを「金融恐慌」といいます。
日本は、1927年に金融恐慌に陥りました。第一次世界大戦後に不況となっていた日本に、1923年に関東大震災が起こりました。これによって不況は長期化し、大企業(国際汽船など)が経営に行き詰り、それらに融資していた銀行も経営が悪化し、1927年に銀行取り付け騒ぎが多発(44もの銀行が倒産)。それに伴って多くの企業が倒産しました。
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