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原油価格とドル円

原油価格とドル円






原油価格と米ドル

原油価格とドル円の関係ですが、まずは「原油価格と米ドル」のページで解説した、原油価格と米ドルの関係を記載します。

原油は国際的に基軸通貨である米ドルで取引されているため(ドル建て)、原油価格と米ドルの相場は、以下のような関係があります。


すなわち、原油価格と米ドルは逆相関するのが一般的です。
また、ドル建てという理由だけでなく、原油価格が高くなればその他の通貨も上がってしまう、原油価格が安くなればその他の通貨も下がってしまうことも要因となります。ドルの強弱はドルインデックスで見ますが、ドルインデックスの構成通貨のウェイトは人民元・ユーロ・ポンド・カナダドル・メキシコペソが大きく、カナダドルやメキシコペソは産油国の通貨であり、ECB(欧州中央銀行)インフレに反応しやすい中央銀行であるため、ユーロも原油価格に連動しやすい、人民元はユーロに連動しやすい傾向があるため、これらの通貨は全て原油価格に連動しやすく、原油価格の上下でそれらの通貨が連動すると、ドルが逆相関しやすいことも要因として挙げられます。






原油価格とドル円

原油価格と米ドルは逆相関することから、ドル高原油安になれば、米ドルが高くなっているので、対円では円安要因、ドル安原油高になれば、米ドルが安くなっているので、対円では円高要因と見るのが一般的です。

ただし、例外も往々にして起こります。

例えば、ドル高原油安が進んでいる局面では、エネルギー関連株の寄与度が高い株価指数であるNYダウの下落要因となります。経済大国である米国株の下落は投資家をリスク回避の姿勢に傾けやすくなり、投資家の資金は安全資産へと流れやすくなるので、世界的に安全資産としての認識がある円は買われやすくなります。その場合、円買いが進みやすくなりますので円高となります。円高は日本株にとっては下落要因ですので日本株は売られやすくなります。リスク回避時は、米ドルより円の方が強く推移しやすいので注意が必要です。また原油安が進めば貿易赤字が縮小するので、それも円高要因となります。ただし、長期的に見れば企業収益と株価は相関しますので、原油安メリットを受ける企業の株は、いずれ買われやすくなる局面がくることが予想されます。




原油価格の推移ーWTI原油先物(NY金)ー

原油価格の推移は、当サイトの姉妹サイトである「株式マーケットデータ」で確認できます。




動画で解説ーYouTube−








原油









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