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金価格と産金コスト

金価格と産金コスト






金価格と産金コスト

産金コストは、一般的にGFMS(貴金属調査会社)のレポートを水準にすることが多く、価格は産金コストが下値のメドになると考えられてきました。金価格が産金コストを割り込んでしまえば、金を売るより金を生産するコストの方が高くなってしまうからです。しかし、実際には金価格が産金コストを割り込むことがあります。それはなぜでしょうか?




金価格が産金コストを割り込む理由

金価格が産金コストを割り込む理由としてあげられるのが、昔ほど「有事の際の金投資」の概念が薄れていることや、有事の際は基軸通貨である米ドルに資金が向かいやすくなったこと、金に投資する投資家が減少したこと、金のETFの台頭などがその理由と考えられています。






金価格が産金コストを割り込んだら?

金価格が産金コストを割り込むと、金を売るより、金を生産するコストの方が高くなってしまうので、産金業者は生産を中止しなくてはなりませんので金の供給が減ります。その結果、金の希少性が増し、金価格の上昇要因となります。ただし、金価格が産金コストを割り込んでいたとしても、産金業者はすぐに生産を中止しません。一度鉱山から撤退してしまうと、また生産を再開する際に大きなコストがかかってしまうからです。ゆえに、生産はある程度続きやすいです。




金の市場と価格

金は、現物を取引する市場先物を取引する市場があります。現物の取引で中心となるのはロンドン金市場。先物の取引で中心となるのは米国(ニューヨーク)市場です。現在は先物の取引の方が規模が大きいので、金価格を見る際は、COMEX(ニューヨーク商品先物取引所)Gold先物COMEXの価格を見るのが一般的です。




金価格の推移ーGold先物COMEX(NY金)ー

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