本文へスキップ

オイルマネーとは

オイルマネーとは






オイルマネーとは

  • オイルマネー(英語:oil money)とは、産油国が石油輸出によって得た代金から輸入代金を差し引いた余剰資金(貿易黒字ベース)のことです。オイルマネーはドル建てで運用されることが多いため「オイルダラー」とも呼ばれます。



オイルマネーと原油価格・株価

産油国が輸出によって得た利益は、インフラ(インフラストラクチャー)整備などに使われます。原油価格が上がれば産油国の利益が増え、余った利益は運用に回されます。この運用資金がオイルマネーと呼ばれます。中東の国は、通常、政府系の機関が石油を取扱っているため、オイルマネーは政府が管理し、運用方法も決定しています。ゆえに、オイルマネーは、政府系ファンドとしても捉えられています。ただし、実際の運用者は欧米の担当者であることもあります。

オイルマネーが豊富な国は、先進国の株式も保有しているため、その影響は金融市場にとって大きなものとなっています。




オイル・ファシリティとは

オイル・ファシリティ(oil facility)とは、1973年、OPEC(石油輸出国機構)による原油価格引き上げによって国際収支が悪化した非産油発展途上国にオイルマネーを還流させて援助することを目的に1974年に創設されたIMF(国際通貨基金)の特別融資制度のことです。

1973年の原油価格引き上げによって、OPEC諸国は経常収支が大幅に増えました(経常黒字640億ドル)。一方で、非産油発展途上国は国際収支が悪化しました。これに伴い、IMFの特別融資制度によって産油国や先進国からの借入を源資として1974年から2年間で非産油発展途上国に69億SDRの貸出が行われました。






原油









※その他「コモディティ(商品)」に関する記事は以下。







姉妹サイトの紹介

株初心者のための株式投資と相場分析方法

株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。

株式マーケットデータ

IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。

投資戦略

マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。

初心者のための仮想通貨専門サイト

仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!



バナースペース