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内部留保とは（内部留保率の計算と利益剰余金・成長率との関係）

内部留保とは






内部留保とは

  • 内部留保（読み方：ないぶりゅうほ｜英語：retained earnings）とは、企業内に留保される留保利益（利益から配当の支払いを引いた金額）です。



利益剰余金との違い・関係

利益剰余金は、決算書（財務諸表）の貸借対照表（バランスシート）の「自己資本（純資産）」の部で、

資産 負債
自己資本
（純資産）

調べることができます。あるいは会社四季報の[財務]の「利益剰余金」の欄でも調べることができます。

この利益剰余金は、過年度からの内部留保の累積額を表しています。






サスティナブル成長率との関係

企業が内部留保を行うのは、再投資によって成長を図ろうとする目的があります。内部留保を一定の利益率で再投資すれば、企業は持続可能な成長を果たすことができます。この「持続可能な成長」は、「サスティナブル成長率（SGR）」といいます。このサスティナブル成長率は、以下の計算式で算出することができます。




サスティナブル成長率の計算式

  • サスティナブル成長率＝ROE×内部留保率



内部留保率の計算式

  • 内部留保率＝内部留保÷利益
  • 内部留保率＝1ー配当性向



内部留保は何に使われる？その目的

このように企業が内部留保を行うのは再投資が目的であり、再投資は設備投資や運転資金に充てられることが多いです。









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