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固定比率とは(固定長期適合率について)

固定比率とは(固定長期適合率について)






固定比率とは

  • 固定比率(読み方:こていひりつ|英語:fixed ratio、fixed assets to net worth ratio)とは、自己資本に対する固定資産の比率です。長期的な視点から、企業の財務の安全性を評価する指標です。



固定比率の計算式




固定比率で何がわかる?

固定比率は、長期的な財務の安全性をはかる指標です。企業は、事業を行うために使う設備(土地・建物・工場・機械など)に投資をしていますが、これに無理がないかを固定比率で見ます。”設備”は、1年以上使用される資産が基本で、貸借対照表の資産の部に記載されています。

自己資本は返済義務がありませんので、この自己資本に対して設備投資に無理がないかをはかるのが固定比率です(一般的に、固定資産は、返済義務のない資金で買うのがよいとされています)。






固定比率の水準は何%がいい?その目安

上記のように、固定資産は、返済義務のない資金で買うのがよいとされていますので、固定資産が自己資本を超えていなければ安全であると判断されます。つまり、100%以下であれば安全とされています。100%以上であれば負債で設備を買っていることになりますので、安全性は低くなっていきます。

一般的には、

  • 100%以下は安全
  • 100-120%で健全
  • 200%以上で危険

と判断されます。




固定長期適合率とは

  • 固定長期適合率(読み方:こていちょうきてきごうりつ)とは、自己資本と固定負債の合計に対する固定資産の比率です。



固定長期適合率の計算式

  • 固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)



固定長期適合率の見方と目安

固定長期適合率は、固定比率の補足として見られることが多いです。計算式の分母には、少数株主持ち分を加えることもあります。固定長期適合率も固定比率と見方は同じです。100%以下が安全で数値が小さいほど安全性が高いと見ます。




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