固定比率は、長期的な財務の安全性をはかる指標です。企業は、事業を行うために使う設備(土地・建物・工場・機械など)に投資をしていますが、これに無理がないかを固定比率で見ます。”設備”は、1年以上使用される資産が基本で、貸借対照表の資産の部に記載されています。
自己資本は返済義務がありませんので、この自己資本に対して設備投資に無理がないかをはかるのが固定比率です(一般的に、固定資産は、返済義務のない資金で買うのがよいとされています)。
上記のように、固定資産は、返済義務のない資金で買うのがよいとされていますので、固定資産が自己資本を超えていなければ安全であると判断されます。つまり、100%以下であれば安全とされています。100%以上であれば負債で設備を買っていることになりますので、安全性は低くなっていきます。
一般的には、
と判断されます。
固定長期適合率は、固定比率の補足として見られることが多いです。計算式の分母には、少数株主持ち分を加えることもあります。固定長期適合率も固定比率と見方は同じです。100%以下が安全で数値が小さいほど安全性が高いと見ます。
その他「決算書の読み方」に関連する記事は以下。
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!