レパトリエーションは、例えば、日本企業が決算対策として、海外の子会社が保有する外貨建ての資産を売却して円資産に戻すことです。この動きが一斉に出れば、為替相場の変動要因となります。もし、日本企業が米国の子会社に投資していた資金を日本に戻すといった場合は、ドルを売って円を買うことになります。ゆえに、この場合だけに限って言えば円高要因となります。
レパトリエーションが出やすいのは、日本では3,9月、米国では11,12月。ただ、レパトリエーションは相場にそんなに大きな影響は出ないことがほとんどです。米ドル/円で大きな影響が出ることはあまりありません。ユーロ/円では少し影響が出ることもあります。
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