売買単価とは、1株あたりの平均売買金額のことです。売買単価は売買代金を売買高で割って計算されます。「売買単価(円)=売買代金(円)/売買高(株数)」
売買代金や売買高では、投資家の売買意欲の強さをはかることができます。大型株の売買が多い時は売買高が膨らみ、値がさ株(株価が高い銘柄)の売買が多い時は、売買高は膨らまない一方、売買代金が膨らみます。
騰落レシオとは、市場の過熱感を計る指標で、値上り銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。騰落レシオは、テクニカル指標の一種で、買われ過ぎや 売られ過ぎを示す指標です。
騰落レシオは、120%以上になれば相場が買われ過ぎで過熱していることを示し、100%でフラットな状態、70%以下で売られ過ぎを示します。
時価総額とは、企業価値を示す指標の一つです。時価総額は、株価に発行済株式数をかけて算出されます。
式に「株価」が入っているため、株価の上昇や下落で時価総額は変動します。その企業や株価指数への成長期待が高まれば、その企業や株価指数の株価や指数は上がりやすくなりますので、それに伴って時価総額も上昇します(成長期待がなくなれば下落します)。
PERとは、「株価収益率」のことで、その株式がEPS(1株当たり利益)の何倍まで買われているかを示す指標です。株価をEPS(1株当たり利益)で割って計算されるため、現在の株価が、割安なのか割高なのかを判断する材料として使われます。PERが高いほど株価は割高で、PERが低いほど株価は割安であることを示します。
PERは相対的な値を示したものです。ゆえに、何倍が妥当な数字であるかといった水準はなく、その時々のマーケットのコンセンサスによって変わるものです。よっ
て、PERが何倍以下なら割安だ!というような判断は正しくありません。PERが20倍以下なら割安だ!と判断される時代もあれば、 15倍以上は割高だ!と判断される時代もあるのです。さらには、業種や個々の銘柄によってもPERの妥当な水準は違うものなので、そのときどきのPERの推移や、ここ数年のPERの推移を見て割高か割安かを判断するのが良いです。
PBRとは、「株価純資産倍率」と呼ばれる、株価をBPS(1株当たり純資産)で割って計算される株価指標です。PBRは株価をBPS(1株当たり純資産)で割って計算されるので、現在の株価が1株当たり純資産の何倍まで買われているかを示しています。
PBRが1倍以下になれば、株価は企業が解散した場合に分配する純資産(自己資本)より安いということですので、割安と判断されることが多いです。ただし、PBRで計算される純資産は、時価でなく簿価で計算されるため、実際にそれだけの価値がある純資産と言えないので、PBRが1倍だから割安だ!と一概には言えず、鵜呑みにしてはいけない判断基準です。PBRは、それ単体で割安か割高かを判断するのではなく、PERなど他の株価指標と組み合わせて割安か割高かを判断すべきものです。
配当利回りとは、1株配当を株価で割って計算されるものです。購入株価に対する配当金の割合で、配当利回りの数値が高いほど配当をたくさん出してくれる企業、ということになります。配当利回りは2%以上あれば高配当とされています。
※その他「日経新聞の読み方トップ」に関する記事は以下。
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