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レバレッジドローンのデフォルトの影響

レバレッジドローンのデフォルトの影響






レバレッジドローンにマネーが流入

レバレッジドローンに資金が集まり過ぎた場合、信用リスク(クレジット・リスク)の引き金となる可能性があります。

レバレッジドローンとは、シンジケートローンの中で信用格付けが低い企業向けのローンで、借り手側の信用格付けがBB以下で、債券発行時の金利LIBORよりも150べーシスポイント(1bps=0.01%)以上高いローンのことです。 すなわち、すでに大きな債務を抱えるなど、信用が低い貸出先への貸出のことです。財務状況の悪い企業への貸出ですので、企業側は借金が膨らむ懸念があります。レバレッジドローンは、貸出す側(銀行)にとっては利益率の高いビジネスとなりますが、BIS規制(バーゼル合意・バーゼル規制)によって多くの銀行が避けるケースが多いです。 レバレッジド・ローンは「バンクローン」「フローティングレートローン」「ハイインカムローン」とも呼ばれています。






レバレッジドローンのデフォルトの影響

レバレッジドローンはローンなので、債券を買うよりも優先順位が高くなりやすく、しかも担保がつくので、投資家にとっては投資しやすいものです。しかし、その割に信用格付けが低い企業向けのローンなので利回りが出ます。利回りが出て安心なので投資家の資金は集まりやすいです。

レバレッジドローンは、主に機関投資家ファンド)が買うことが多く、あまりに資金が集まってリターンが取りにくくなれば利回りが低下します。ファンドは、銀行とは違って規制が少ないので利回りだけを追求する傾向があります。ゆえに、多少リスクがあっても資金が集まりやすいです。ただ、一方で資金を集めるには利回りが必要なので、利回りを上げたいと考えます。利回りを上げるためには条件を緩和して担保を緩めようとします。それらが増えれば、デフォルト(債務不履行)が増えやすくなります。デフォルトすればファンドは凍結。信用リスク(クレジット・リスク)の引き金となる可能性があります。






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